肺癌について知ろう!トップ > がんの用語低分化癌

低分化癌

細胞の成熟度が低い癌

癌細胞は進行、増殖の過程でいくつのか段階を経ることになります。
発生した癌細胞は急速な勢いで分裂・増殖していくといわれますが、実際には初期であればあるほど未成熟で、その分増殖が早くなっていきます。そんな癌の過程のなかで、まだ細胞の成熟度が低い状況のことを低分化癌と言います。
これはまだ癌細胞の成熟度が低い状況で、発生した組織の細胞との類似性も少なく、未熟な状況にあります。この状態が成熟して周囲の組織に近くなればなる程、分化が進んでいることになります。

未成熟であっても悪性度・死亡率は高い

未熟というと危険性の少ない癌と思われがちですが、実際には悪性度が高く、厄介な癌といえます。とくに甲状腺において発生しやすい傾向が見られ、死亡率の高さも大きな問題となっています。

甲状腺癌を参考に低分化癌の特徴を見ていきましょう。頻度は2%程度と非常に低く、発症する平均年齢は約59歳と高い数字となり、高齢者に注意が必要な癌ということがわかります。
また、5年生存率は56%と一般的な癌の10年生存率90%以上に比べてかなり低い数字となっています。

周囲の浸潤・転移リスクも非常に高い癌

低分化癌の特徴は周囲への浸潤、転移のリスクが非常高い点も挙げられます。
上述したように増殖が高いのが原因です。周囲へ浸潤する確率は89%、とくに頸部リンパ節への転移が89%と高い数字となっています。この部分に転移すると再発しやすく、治療がますます厄介になってしまうのが大きな問題です。

低分化癌は通常成熟した高分化癌と混在していることが多く、癌の進行程度を図る目安にもなります。恐ろしい特徴を持った癌として憶えておく必要があるのでしょう。

スポンサードリンク


Copyright (C) 中高年の病気や症状 All Rights Reserved. ※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。