肺癌について知ろう!トップ > 手術による合併症膿胸(特徴・症状・原因)

膿胸(特徴・症状・原因)

症状は胸腔に多量の水がたまる

肺癌の代表的な合併症のひとつに濃胸があります。これは肺を覆う胸膜に水が溜まってしまう症状のことです。肺は、左右ともに胸膜という膜に覆われた状態にあります。この胸膜は肺の表面を覆っている臓側胸膜と、胸膜の内面を覆っている壁側胸膜の2種類にわけることができます。

この2種類の胸膜の間は胸腔と呼ばれる空間となっており、そこに胸水という水かたまっています。
これは肺と胸壁を隔てるクッションの役割を果たす重要なものなのですが、この量が異常に増えてしまうことで問題が発生してしまうのです。

手術による胸膜の炎症が原因

肺癌の手術を行った際、肺が細菌に感染し、胸膜に炎症が発症することがあります。
そうなると胸水の量が急激に増えてしまい、本来数が少ない空気を嫌う細菌が増殖をはじめてしまい、膿性の胸水が溜まるようになってしまうのです。その結果、発熱や茶色い痰といった自覚症状となってあらわれます。

感染をもたらす細菌としてはブドウ球菌のほか、肺炎球菌、結核菌、連鎖球菌などが挙げられます。また、手術で気管支の縫合がうまくいかず、穴が開いてしまった場合にも濃胸の原因となる場合があります。

放置すると深刻な症状を起こす特徴がある

なお、3ヵ月以内で治る濃胸を急性濃胸、3ヵ月以上続く濃胸を慢性濃胸と呼んで区別しています。
放置しておくと敗血症などの深刻な症状をもらたすこともあるので注意が必要です。

治療方法について

治療方法は増殖した細菌を殺すための抗菌剤や胸腔にチューブを挿入して膿性の胸水を除去する胸腔ドレナージなどが行われます。自覚症状が乏しいことも多く、注意したい肺癌治療の合併症といえるでしょう。

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