心嚢水

心臓組織に水が溜まる症状

癌の浸潤がもたらす症状のひとつに心嚢水があります。これは心臓の周囲を取り囲む心嚢と心臓の間に溜まっている液体のことです。もともと存在する液体なのですが、癌の浸潤によって発生する癌性心嚢水が発生した場合には、健康にさまざまな影響をもたらすことになります。

感染性疾患や腎不全に注意する

健康な人間の場合、10〜50ml程度の心嚢水が存在しているといわれています。
しかし、さまざまな原因によってこの量が増えてしまうことが多いのです。注意すべき問題としては感染性疾患腎不全心タンポナーデなどが挙げられますが、癌との関連も大きな問題となるのです。
とくに肺癌のうちでも腺癌において発症する場合があります。

なお、腺癌の腫瘍が大量の心嚢水の貯留によって心タンポナーデの症状をもたらすことがあります。これはいわば初期症状といえるもので、浸潤型胸腺腫とも呼ばれます。

心嚢水を伴うことは癌の重症化を示している

心嚢水をともなう肺癌の場合、癌のステージではT4に分類されます。これは縦隔や心臓、大血管、食道、気管など他の部位にすでに浸潤が進んでしまっている状況でもあり、かなり重度な状況といえますので、一刻でも早い治療が求められるのです。原発腫瘍もかなりの大きさになってしまっている状態です。

このように、心嚢水に関してはまず量に異常が発生していないかどうか、またどの病気がもたらしているのかを確認視することが重要になってきます。重度の肺癌の場合は命に関わる場合もあるだけに踏まえておきたい知識となるでしょう。

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